【簡単にわかる筋肉栄養学】うどんは太る?大谷翔平選手の食事から炭水化物の活用方法を解説します

著者:バズーカ岡田

この記事は「【簡単にわかる筋肉栄養学】うどんは太る?大谷翔平選手の食事から炭水化物の活用方法を解説します」を要約したものとなります。 YouTube【新・バズーカ岡田チャンネル】は(ほぼ)毎日配信中ですのでぜひご覧ください。

今日のテーマは、小麦は太るのか?です。特に、大谷翔平選手の食事に関するニュースを題材に解説したいと思います。

大谷翔平選手の食事について

ニュースの見出しを見ると、「大谷翔平がお忍びで通う、水原通訳父の高級居酒屋。誰にも教えない特別メニューも」とあります。これは、大谷選手のエピソードが詳細に書かれた記事で、大谷選手がどれほど人間らしい心を持った方であるか、また食に対するこだわりも感じ取ることができます。

この記事を基に、皆さんに身体作りに応用できる内容を抽出し、ご説明したいと思います。大谷選手は日ハム時代から、登板日に「関東風うどん」をオーダーしていたそうです。その理由は、”かんとう”が完投に繋がるからで、ゲン担ぎの一つだったようです。英政さん(大谷選手の通訳の方のお父さん)が勤めていたロスの和食レストランでは手打ちうどんが名物でした。‘18年に右肘を故障し、調子を落としていた大谷選手を支えていたのは英政さんのお手製関東風うどんだったようです。

現在アメリカにいる大谷選手が、特別メニューで何を食べているかは記事には書かれていませんが、試合の登板日にはうどんを食べていたことだけは分かりました。しかしアメリカでも和食の居酒屋に通っていることから、和食メニューを食べている可能性が高いでしょう。

筋肉栄養学的にうどん(小麦)はOK?

うどんについて少し考察してみたいと思います。うどんは主に小麦から作られますが、小麦はしばしば「身体づくりの敵」とされ、健康に悪いという意見もよく耳にします。そのため、うどんも避けるべき食品だと考える方も多いでしょう。しかし、実際のところ、小麦がボディメイクを邪魔するわけではありません。小麦に含まれる物質がアレルギー反応を引き起こすことはありますが、体質の問題がない限り、小麦がボディメイクの敵であるというのは誤解です。小麦は人類の食生活において重要な位置を占めており、基本的には炭水化物の一種です。

炭水化物は筋肉の迅速なエネルギー源となり、特に強度の高い運動を行う際には必要不可欠です。人間のエネルギーは大きく分けて炭水化物と脂質の2系統があり、脂質は長時間の運動に適しています。一方で、筋トレのような激しい運動には炭水化物が必要です。

油っこい食べ物を過剰に摂取すると胃もたれなど体調を崩す可能性がありますが、うどんは基本的に高糖質で低脂肪ですからそのリスクは少ないです。これは迅速なエネルギー源となり、消化吸収も早いです。これをエナジーゼリーのようなものと考えていただければと思います。実際にうどんを食べた後は、胃もたれを感じる人は少ないでしょう。

うどんには天ぷらや天かすが合いますが、これは脂質です。うどんの炭水化物と、天ぷらなどの脂質の組み合わせは太りやすい、と覚えておくと良いでしょう。

大谷翔平選手は二刀流で、ピッチングとバッティングの両方を行います。これには通常の選手よりもはるかに多くのエネルギーが必要です。ピッチングでは、全力でなくても一定の力を持続して発揮し続けるわけですから、これは筋トレに似ています。そのため、投手の肩は筋トレ後のように張るのです。

カーボアップ・カーボローディング・グリコーゲンローディングとは?

糖質は、体の筋肉にとっての「ガソリン」と言えます。この糖質を効果的に利用する方法として、「カーボローディング」があります。これは、大会の数日前から炭水化物を多く摂取し、体内の「ガソリン」を充填する方法です。これにより、大会の日には長時間、高強度の運動が可能になります。例えば、マラソンやサッカーのようなスポーツでは、このカーボローディング、別名グリコーゲンローディングが行われます。

炭水化物、例えばご飯やうどんを摂取すると、これが筋肉内にグリコーゲンとして蓄えられます。このグリコーゲンが運動時のエネルギー源となります。このカーボローディングは筋肉内に更に多くの「ガソリン」を蓄えることを目指すものです。

カーボローディングには大きく分けて2つの方法があります。一つは、一定期間炭水化物の摂取を減らし、グリコーゲンを枯渇させた後(カーボディプリート)、大量の炭水化物を摂取してグリコーゲンを通常よりも多く蓄積する方法です。もう一つは、特定の期間に炭水化物の摂取量を増やすだけの方法です。これらの方法にはそれぞれメリットとデメリットがあります。

特に、スポーツパフォーマンスの向上を目指す場合、グリコーゲンを枯渇させずに炭水化物を増やす方法が一般的です。一方で、ボディメイクの世界では、一度グリコーゲンを枯渇させる方法が多く見られます。これらの方法については、筋肉栄養学の観点から、また別の機会に詳しく説明したいと思います。

まとめ:栄養学的にも優れた食事である可能性が高い大谷選手の食べる関東風うどんはゲン担ぎだけでない

大谷選手は関東風うどんを食べることで、おそらくカーボローディングを意識しているのかもしれません。

炭水化物は、筋肉のエネルギー源として重要であり、うどん、パスタ、パンなどの小麦製品はほぼ炭水化物です。これらの食品を適切に摂取することで、高いパフォーマンスを発揮することができます。

ただし、これらの食品が敵視されることがあるのは、これらの食品と一緒に摂取される脂質が問題となることがあるからです。炭水化物と脂質の組み合わせが太りやすい、と覚えておくと良いでしょう。例えば、パスタには油が多く入ったソースが使われることがあり、ラーメンや惣菜パン、ピザも脂質が多い食品です。うどんで言えば天かすのトッピングですね。炭水化物食品を食べる際には、同時に摂取する脂質に注意しましょう。

大谷選手のように、適切な栄養摂取、トレーニング、そして睡眠によって身体作りやパフォーマンスの向上が期待できます。小麦製品を敵視せず、よく理解して摂取することで、食生活の幅が広がります。

今回の話から、炭水化物の考え方、カーボローディングの重要性を学ぶことができます。これらの知識を活かし、日々のトレーニングや食事に気を付けて、健康的な身体を目指しましょう。

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