著者：バズーカ岡田
この記事は「【EAAとWPIの良いとこ取り】筋肥大に必要な栄養素を解説しながらBAZOOKA WPHの魅力を説明します【バズーカニュートリション】」を要約したものとなります。 YouTube【新・バズーカ岡田チャンネル】は（ほぼ）毎日配信中ですのでぜひご覧ください。
必須アミノ酸と非必須アミノ酸のバランスに着目したバズーカニュートリション！筋合成を支える栄養学の知識を基に、体への吸収速度を追求したサプリメントの紹介です。
バズーカニュートリション 飲み方の説明
BAZOOKA NUTRITIONの紹介とその飲み方について説明します。この商品には筋肥大に必要な栄養に関する考え方が凝縮されています。したがって、購入していない方でも、筋肉を大きく成長させたい全ての方にとって栄養摂取に関する役立つ情報になります。
実はこの商品、アンチドーピング認証を取得するのに非常に時間を要しました。それもそのはず、世界で初めての原料を使用していたので、認証の取得が困難だったのです。私は現在減量期に入っており、この商品の効果をとても期待しています。
「サプリメント」とはなにか
サプリメントとは栄養補助食品のことで、日々の食事で不足している栄養を補うものです。私の考えでは、食事で必要な栄養がすべて摂れているなら、サプリメントを摂る必要はないと思っています。しかし、私のようなボディビルダーであっても、1年365日、全ての食事で必要な栄養素を摂取するのはとても難しいのです。そのため、SIXPACKプロテインバーのように、タンパク質を手軽に補える食品は重宝しています。
完璧な食事ができている場合でも、サプリメントが全く必要ないというわけではありません。特にトレーニング直後は、筋肉に血液が集中し、消化管（胃腸）への血液が相対的に少なくなるため、消化・吸収機能が低下します。このような時には、消化・吸収が早い、または消化が必要ない成分を摂取することが重要です。トレーニング直後に固形食を噛んで吸収するのは不合理であり、仮に食べたとしても胃腸への血流が少なければ消化・吸収は遅れがちになります。
そこで役立つのが、消化・吸収が速い成分を含んだサプリメントです。そのタイミングでは、戦略的に栄養素が配合されたサプリメントは単なる栄養補助食品の枠を超えた「超食事」になり得ると考えています。
バズーカニュートリションはどんなサプリメント？なにが入っている？
簡単に説明すると、これは消化・吸収速度が非常に速いプロテインです。その吸収が速いプロテインに、筋肉の合成を促進するトリガーとなる物質であるロイシンを加えています。さらに、タンパク質やアミノ酸の代謝・合成をサポートするためのマルチビタミンも配合されています。要は、筋合成のトリガー（ロイシン）＋筋合成の材料の迅速吸収（ペプチド）＋代謝サポート（マルチビタミン）、これがバズーカニュートリションの基本的な構造です。
筋トレ直後は、血液が筋肉に集中しているため、消化吸収は難しくなります。しかし、この時期にも筋肉は栄養を必要としており、かつ栄養を吸収しやすい状態にもあります。そのため、選び抜かれた栄養素を用いる事、かつ毎日摂るものだからこそ体に良い成分で構成することが重要です。
「ホエイペプチド」とは？なぜ吸収が早いのか
まず、「ホエイペプチド」について説明しましょう。タンパク質は、多数のアミノ酸が連なって形成される大きな分子です。このタンパク質を消化酵素で分解していくと、まずペプチドが生成され、さらにそのペプチドが細かくなって、アミノ酸が2つ結びついたジペプチドや3つのトリペプチド、または単一のアミノ酸になります。この状態になると、体はそれらを吸収（筋肉の細胞などへの取り込み）できるのです。気づいたでしょうか？1個のアミノ酸だけでなく、2個のジペプチドや3個のトリペプチドであっても、消化の必要なく体内に取り込むことができるのです。
人間の体は、実はジペプチドとトリペプチドを非常に速く吸収できます。これら低分子ペプチドはEAAと同じく筋肉に迅速に吸収されると考えられています。低分子ペプチドなら、消化能力が低下している筋トレ中や筋トレ直後という時間帯であっても、筋合成の材料を筋肉に迅速に届けることができるのです。
この素晴らしい材料を見つけるのは非常に困難でした。市場に出ている「低分子」と称されるものの中には、実際にはそうでないものもありそうです。私たちは世界中を探し、真の低分子ペプチドを見つけ出しました。研究に没頭している専門家たちと話をすると、彼らは製品を味わうだけで低分子であるかどうかがわかると言っていました。実にマニアックな専門家たちでした。
原料となる牛の乳へのこだわり
ペプチドは牛乳からできており、その牛がどのように育てられているかを知りたくなるのは当然のことです。体に良いものを選びたいと考えると、牛が育てられている環境条件が重要になります。ここで使用されている牛乳は、グラスフェッド、つまり広大な牧場に放牧されてストレスがなく、牧草を食べて育った牛から得られています。これは質の良い乳を得るためには欠かせない要素であり、動物福祉の観点からも非常に大切です。
その結果、得られるペプチドは高品質であり、医療機関でも用いられるほどのものというのが大きな特徴です。主原料であるペプチドは最も多くそして頻回に体内に入ってくるものですから、これは非常に重要なポイントとなります。ご自身のサプリメントを選ぶ際、このような情報まで考慮して選ぶことをお勧めします。
さらに、、、人類が数百万年行ってきた消化が必要な食材を噛んで食べることはとても重要ですが、筋トレ中や直後はそれが難しくなります。そこで、消化の負担少なく迅速に栄養素を筋肉に取り込む必要がある時には、2つのアミノ酸で構成されるジペプチドや3つのアミノ酸で構成されるトリペプチドといったより小さい単位のペプチドが多く含まれる「低分子ペプチド」を選ぶことをおすすめします。これらは消化せずに直接吸収できるため、どんな状況でも速やかな栄養補給に役立つためです。
高品質（安全）かつ、低分子であるかどうか。これがペプチドを見極めるポイントなのです。
EAAだけじゃダメなのか？
さらに細かく言うと、「じゃあEAA（必須アミノ酸）だけでいいのでは？」と考えるかもしれませんが、アミノ酸には必須アミノ酸と非必須アミノ酸の二種類があります。必須アミノ酸は、体内で合成することができないため食事などから摂取する必要があるから「必須」と呼ばれるのに対し、非必須アミノ酸は体内で生成できるため「非必須」と呼ばれます。しかし、これは必須アミノ酸だけが重要で、非必須アミノ酸が重要でない、というわけではありません。誤解を招きやすい名称です。
必須アミノ酸だけのアミノ酸サプリメントであるEAAを選ぶと、必須アミノ酸しか摂取できないというデメリットに陥ります。一方、ホエイプロテインは通常、必須アミノ酸と非必須アミノ酸の両方を含んでいます。そしてこの低分子ホエイペプチドは、ホエイプロテイン同様に必須アミノ酸と非必須アミノ酸を網羅しており、かつEAAのように迅速に吸収できるもので、つまりホエイプロテインとEAAの「いいとこどり」をしている最強成分と考えていただければと思います。
筋合成に重要な「mTOR」「ロイシン」について解説
筋肉を合成する過程には「筋肉の合成のスイッチ→筋肉への材料供給→代謝（化学反応）」というステップがあり、これらのステップは一つも無視できません。これまでホエイプロテインを飲んでいた方は、「筋肉への材料供給」だけにしかアプローチできていなかったかもしれません。
すべてのステップを進めるにしても、最初の「筋肉の合成のスイッチ」を押せなければ始まりません。この中心にあるのが「mTOR」というタンパク質の複合体です。このmTORが活性化されることにより、筋肉の合成が始まると考えられています。
食事から得られるタンパク質は、消化酵素によってペプチド、そしてさらにアミノ酸へと分解されます。アミノ酸の中でもロイシンは、筋肉合成のスイッチを押すために重要と考えられています。このロイシンの血中濃度を高めることが、筋肉成長のカギとされています。ホエイペプチドにもロイシンは含まれていますが、筋肉合成の最大化を目指して、さらに1.6gのロイシンを単独で追加しました。
また、体内の代謝（化学反応）にはビタミンが不可欠で、アミノ酸やタンパク質の代謝には特にビタミンB6が重要です。しかし筋力トレーニングによって、筋合成以外にも様々な代謝の必要性が生じますし、また激しい運動によるい酸化ストレスから細胞を守るためにも、そしてそもそも不足しがちなビタミンを忘れる事なく摂取するためにも、13種類のマルチビタミンを配合しました。
筋肉を作るためには筋トレの刺激が不可欠ですが、筋肉合成のスイッチ「ロイシン」→迅速で網羅的な筋肉の材料供給「低分子ホエイペプチド」→それらの代謝（化学反応）を支える「マルチビタミン」が必要であり、これら一連の過程全てに対応した配合こそが、我々の製品の大きな特徴なのです。
人工甘味料への不安、健康を考慮した天然甘味料100%
味付けについてですが、この低分子ホエイペプチドは素材そのものに苦味があります。アスパルテームなどの人工甘味料を用いれば簡単に美味しくできるのですが、栄養の吸収が良いタイミングで、それを毎日繰り返すと考えたとき、人工甘味料に対して不安になる方もいると思います。
そこで、サワーレモン味は100%天然甘味料で仕上げました。ビターチョコ味は天然甘味料83%＋人工甘味料13%ですが、今後天然甘味料100%にブラッシュアップしていく予定です。使用している甘味料はラカンカという天然の植物です。ビターチョコ味には人工甘味料を17%含んでおり、その中にはアスパルテームも含まれていますが、1回の摂取量（30g）に対してたったの0.09gしか含まれていません。摂取上限を超える事は一般的にはあり得ません。
アスパルテームの1日の許容摂取量は体重1kgあたり40mgです。したがって、70kgの人であれば1日に2.8gまで摂取しても問題ないことになります。これを踏まえると、この製品を30g摂取した場合、70kgの人なら31回摂取しても安全ですし、20kgのお子さんであれば9回摂取しても大丈夫です。
※2024年3月21日出荷分よりビターチョコレート味も天然甘味料100%に切り替え済み
意外と大切な、通常の固形食との両立。
そして、この低分子ホエイペプチドにこだわった理由は、通常の食事を邪魔しないという点です。人類は、数百万年にも渡って食べ物を咀嚼して、栄養を吸収することを続けてきました。数十億年にもわたる生命の歴史を考えると、数百万年ではとても収まらない期間にわたってこの方法を行ってきており、この方法と共に胃腸も筋肉も体全体も進化を遂げてきています。したがって、固形食を食べる事、それによるエネルギーや栄養素の摂取を軽視してはなりません。
プロテインは通常ドロドロしており、お腹がいっぱいになる事もあります。そのため、その次の通常の固形食に対する食欲低下や、あまり美味しいとは思えない状態になることもなります。一方、このホエイペプチドは低分子ゆえに水のようにサラサラで、少量の水でも飲め、胃に残りません。それがその次の通常の固形食に対する食欲低下を起こさず、またそもそも空腹によって美味しいと感じる作用を妨げません。BAZOOKA WPHによってトレーニング直後に「超食事」をとり、さらにその後「通常の固形食」を美味しく食べる。2回も筋肥大に重要な栄養素が体内に、そして筋肉の細胞に流れ込んでくるのです。
親御さんから「子供がプロテインを飲んでも大丈夫ですか？」と尋ねられることがありますが、バズーカニュートリションは、主原料のホエイペプチドの品質、そして人工甘味料に関する問題をクリアしており、さらにその後の通常の固形食の摂取にも影響を与えません。お子様でも安心して、そして筋肉だけでなく体全体の成長を促す「通常の固形食」も邪魔せず、お使いいただけます。
実食編
今回は実際にBAZOOKA WPHを飲む過程をご紹介します。私たちは持ち運びが便利な小さいシェイカーを用意しました。低分子ペプチドは少量の水で溶けるため、大きなシェイカーは必要ありません。付属スプーンだと2杯で30gですが、プロテインの「WALKING PECS!」の文字の下くらいまで入れるとおおよそ30gになります。毎回同じスプーンで測れるといいですが、そうもいかない時があるでしょうからご参考にしてください。粉を入れた後は容器を少し叩いて、粉がどこまで来ているか確認してください。（残念ながら今回は付属スプーンをイスラエルへの郵送中に忘れてしまい、通常のスプーンで代用しています）
通常、プロテインは200mlの水で飲むことが推奨されていますが、この低分子ホエイペプチドの場合150mlを推奨しています。私は100mlで十分です。たった100mlの水でも、この低分子ペプチドは驚くほど良く溶けます。100mlの水でも十分で、ダマにならず、濃い味が好きな方は、この飲み方で完璧です。体に良く、最速で吸収されることを重視した結果が、今回のバズーカニュートリションです。次の食事に影響を与えないので、ショットのように飲んだ後、すぐに通常の固形食を食べることもできます。
特に空腹時に飲むのがおすすめです。ロイシンの血中濃度は食事を摂らない状態で上がりやすいためです。トレーニング直後は一般的におすすめです。そして2時間など、長いトレーニングをする方はトレーニング開始1時間半から1時間45分後くらいに飲むといいでしょう。そうすれば、最初に行った種目で刺激された筋肉への栄養補給が迅速に行えますし、終盤の粘りも出てきます。
BAZOOKA WPHは人工甘味料0%の最強製品です。主原料であるホエイペプチドもグラスフェッドで、健康に良いことを追求しきっています。この低分子ホエイペプチドは粉が舞うほど粒子がきめ細かく、シェーカーに入れる際の取り扱いには注意が必要です。
筋肉をデカくする事に特化しながら健康・人間本来の食事に配慮した設計のサプリ
今回は、BAZOOKA WPHの特徴と、筋肉の合成を促進するための栄養摂取について解説しました。要約すると、筋トレを行い、筋肉の合成のスイッチを押す「ロイシン」を摂取し、筋肉の材料として必要な全てのアミノ酸（必須＋非必須アミノ酸）を「低分子ホエイペプチド」によって迅速に届け、その後の代謝（化学反応）をサポートする「マルチビタミン」をしっかりと摂ることがポイントです。
健康にも注意したいという目的も考慮し、放牧され牧草を食べて育った健康的な牛（グラスフェッド）から得られる乳を使用したホエイペプチドを使用しています。低分子ホエイペプチドならではの水への溶けやすさは、摂取後に胃に残ることなく次の通常の固形食に影響を与えません。これにより、食べ物を咀嚼とし、栄養を取り込むという人類にとって大切なプロセスをおろそかにしません。
ぜひ、皆さんも体作りにご活用ください。通常の固形色をいつも以上に楽しみたい増量期にはもちろん有効ですし、減量期では選び抜かれた栄養素が体に行き渡るのを感じるはずです。私はとても助けられていますし、もうこれ以外は飲めないという感覚です。この情報が皆さんのお役に立てば幸いです。今日もトレーニング、いってらっしゃい！
